柴田 秀平 研究員

高速イメージング偏光計の開発

偏光計測では薄膜の膜厚計測や応力の可視化や、バイオメディカル分野では生体組織の識別の報告があるが、計測範囲が狭く計測時間が遅いため、膜厚作成中の計測や衝撃などの応力変化などの高速現象を計測することが困難である。本研究は画素ごとに偏光板が組み込まれた偏光カメラや位相差板などの偏光素子を組み合わせて高速偏光計を開発し、膜厚計測や応力の高速変化の可視化を試みる。

世話教員　大谷 幸利 教授 (工学部)

小林　基澄　研究員

日本の石材における産業・建築・地域の連関に関する研究

近年、地域素材が建築設計や景観形成における重要な要素として関心が高まっている。日本では各地で石が産出し、地産地消による素材として用いられてきた。宇都宮市では大谷石（おおやいし）が産出し、そこでは、石材を産出する「産業」と、それによる「建築」、町並みや「地域」が繫がっており、その連関に地域の建築文化の形成と今後のまちづくりの可能性を見て取ることができる。そこで、大谷石を含めた日本の石材における産業・建築・地域の連関について調査研究する。

世話教員　横尾 昇剛 教授 (地域デザイン科学部)

ホサイン・エムディ・シャリフ　研究員

Synthesis of enantiopure amphiphilic helicene derivatives for　application to organized thin film chemistry

The application of heteo-helicenes relies on the availability of their enantiopure form and amphiphilicity in different solvents. I will synthesize helicene compounds in enantiopure form with hydrophilic functional group(s) to give amphiphilicity, and use them for fabrication of organized thin films on solid substrates.
The amphiphilic property is expected to increase the solubility to solvents and give the self-organization capability in solvents and/or at solid-liquid and liquid-air interfaces, leading to expansion in application of helicenes.

世話教員　飯村 兼一 教授 (工学部)